OutputWindow
オブジェクトは、サイズ変更可能なテキスト表示用のウィンドウです。
SeraphyScriptDialog
オブジェクトのCreateOutputWindow
メソッドによって生成されます。
スクリプトの進行状態などを逐次表示するなどの用途を想定しています。
Dim obj, wnd, cnt
Set obj = CreateObject("SeraphyScriptDialog")
Set wnd = obj.CreateOutputWindow()
wnd.Visible = true
cnt = 0
Do While(cnt < 100)
cnt = cnt + 1
wnd.Text = "処理工程数 " & cnt & "/100"
obj.DoEvents
obj.Sleep(100)
Loop
MsgBox "ok"
アウトプットウィンドウはモードレスダイアログと似ていて、ウィンドウを表示したあとスクリプトに制御を返すため、
ウィンドウのさまざまなメッセージを処理するために、スクリプトが定期的にDoEvents
、もしくWaitEvent
はメソッドを呼び出さなければなりません。
モードレスダイアログと併用する場合は、WaitEvent
を使用することで、アウトプットウィンドウのメッセージ処理も同時に行われます。
モードレスウィンドウがない場合は、DoEvents
を用いてください。
テキストはユーザーによって書き換え可能です。
Textプロパティを読み取ると、その時点のウィンドウの内容が返されます。
ウィンドウを破棄するためのメソッドはありません。スコープを抜けると自動的に破棄されます。
※ 将来のバージョンにおいては本ウィンドウは別スレッドで動作する可能性もあります。
プロパティ | データ型 | 説明 |
---|---|---|
表示制御 | ||
Visible | Boolean | ウィンドウの表示・非表示 |
Enable | Boolean | ウィンドウの有効・無効 |
位置・サイズ | ||
PosX | 数値 | ウィンドウの左上のX座標 |
PosY | 数値 | ウィンドウの左上のY座標 |
Width | 数値 | ウィンドウの幅 |
Height | 数値 | ウィンドウの高さ |
内容 | ||
Text | 文字列 | ウィンドウに表示するテキスト |
Title | 文字列 | ウィンドウのキャプション |