更新履歴・歴史
Version1.1 (2000/2)
ver1.1は2000年2月にVectorに公開されました。
機能的には現在のものとほぼ同一です。
Windows NT4.0, 2000, Windows 95, 98での動作を想定していました。
なお、本コンポーネントに「2点間の座標が同一であるか?」や
「文字列リストを区切り文字で分割し配列としてアクセスする機能」などがあるのは、
本コンポーネントが、もともとはCAD/CAMの補助ツールとして作成された由来によります。
Version2.0Pre (2010/1)
その後、長らく更新していませんでしたが、Vista/Windows7発売にともなってx64版の問い合わせが何件かあったため、Ver2.0Preを2010/1/1に作成、公開しました。
Ver2では以下の点が変更されています。
- x86/x64の両対応としました。それぞれ別のDLLですが、使用方法はかわりません。
x64のOSにおいて、両方をインストールした場合、起動するスクリプトホスト(WSH等)が64ビット版であるか、Wow64上で動作するx86版であるかにより自動的に切り替わります。
- UNICODEに対応しました。シフトJISでは表現できない文字を含むファイル名やテキストなどを処理することが可能となりました。(ただし、現在のところサロゲートペアの扱いは限定的です。普通の用途では問題ないと思います。)
- WindowsXP以降のVisualStyleに対応しました。
- ダイアログの表示位置や表示幅を変更できるようにしました。
- ファイル入力用のエディットボックス等にはオートコンプリートの機能を持たせました。
- 設定ファイル(ini)を使用する場合、ファイル名を指定しないとカレントディレクトリ上の「preference.ini」として使用します。
- ExitWindowsなど、WindowsXP以降で扱いが変わったAPIについてはWindowsXP以降の流儀に改めました。
- 内部的にはMFC(VC6)の実装からATL(Visual Studio 2008 SP1のVC)の実装に全面的に書き換えました。
- WSH2以降で利用可能なタイプライブラリの参照(wsf形式におけるreferenceタグ)が使用可能となりました。これにより定数をシンボルで参照できるようになっています。
- UNICODビルド版しかありません。つまり、Windows9x/MEはサポートしていません。
Version2.0 (2015/3)
2.0Preではインストーラがなく、またヘルプファイルもWindows7では標準では開くことのできない古いWinHelpのままであり、
Windows7 x64環境ではインストール作業や利用が煩雑なものでした。
2015/3に、インストーラとHtmlHelp対応を行い、Version2.0として公開しました。
Ver2.0とVer2.0Preは同一のDLLであり、機能的な変更はありません。
Version2.1 (2015/7)
Version2.0のヘルプに記載した既知の不具合2点と、UIなどの若干の修正を行っています。
- OpenFile, SaveFileDialogで初期ディレクトリの引数が無視されている問題の修正
- モードレス時にWaitEventでチェックボックス等の変更通知が取れない問題の修正。(およびサンプルの追加)
- 日本語以外のOS使用時にはシステムフォントを使用するように修正。(ニュートラル言語用リソースの追加)
- Aboutでライセンスも表示するように修正
- ヘルプ等の記載でsourceforge.jpからosdn.jpへのドメイン名変更に対応
- サンプルコードのファイルの文字コードをUNICODE形式に変更。