SeraphyScriptDialogメソッド/シェル関連
Short ShellExecute(Variant verb, Variant appname, Variant option, Variant initdir, Variant showmode, Variant waitcount)
シェルでファイルを開きます。
引数
すべての引数は省略可能です。
- verb
- シェルにどのような目的でファイルを開くか指定します。
省略した場合は「OPEN」となります。
その他に一般的には「EDIT」「PRINT」などがありますが、ファイルの種類により対応しているVerbは異なります。
- appname
- 実行するアプリケーション名、ファイルまたは関連づけられているドキュメントのパスを指定します。
- option
- 実行するファイルに引き渡すオプション引数を指定します。
不要であれば省略できます。
- initdir
- 実行するプロセスのカレントディレクトリを指定します。 省略した場合はカレントディレクトリが指定されたとみなします。
- showmode
-
ウィンドウの開き方を示します。
以下の説明の数値のいずれかを指定できます。
省略した場合は「ShowNormal(0)」が指定されたとみなされます。
- waitcount
-
プロセス終了までの待機時間を指定します。
終了待ち時間を0.1秒単位で指定します。
省略した場合は「なし」となります。
-1を指定すると終了するまで待機します。
showmodeは次の指定が可能です。
const SHOWWINDOW_MODE_HIDE = 0 ' 不可視 const SHOWWINDOW_MODE_NORMAL = 1 ' 標準サイズ const SHOWWINDOW_MODE_MAXIMIZED = 3 ' 最大表示 const SHOWWINDOW_MODE_MINIMIZED = 2 ' 最小表示 const SHOWWINDOW_MODE_MINNOACTIVE = 7 ' 最小表示・非アクティブ
※ wsfファイルでreferenceによるタイプライブリを指定している場合は、上記定数名で値を参照することができます。
戻り値
戻り値は0で正常終了、1がタイムアウト、2がプロセス終了不明を示します。
-1の場合はプロセスが起動できなかったことを示します。
注意
- 待機中はスレッドが停止状態になります。
- MDIアプリなど、1つのアプリで複数のドキュメントを開くことのできるプロセスの場合、プロセス終了を判定できない場合があることに注意してください。
BOOL VersionCheck(path, v1, v2, v3, v4)
ファイルのバージョンをチェックします。
引数
引数は省略不可能です。
- path
- バージョンリソースをもつファイルへのパスを指定します。
- v1〜v4
- バージョン情報の「1.0.0.1」のような表記にしたがって整数で指定します。
戻り値
戻り値は、ファイルが存在しない場合、もしくは古い場合は0。
同等か、すでに新しいファイルがある場合は1。
-1の場合はバージョン情報が取得できない場合。
Long GetFileVersion(path)
ファイルのバージョンを取得する。
引数
バージョンリソースをもつファイルへのパスを指定します。
戻り値
ファイルのバージョンが取得できない場合は0を返します。
そうでない場合はlong整数を返します。
long値はバージョンのメジャーを上位16ビット、マイナーを下位16ビットに設定した32ビット整数となります。