SeraphyScriptDialogメソッド/コモンダイアログ関連
Variant GetOpenFileName(Variant initname, Variant filter, Variant initdir)
「ファイルを開く」ダイアログ
引数
引数はいずれも省略可能。
- Initname
- 最初に表示するファイル名
未指定であれば空となる。
- Filter
-
拡張子フィルタ
「テキストファイル|*.TXT|ワード文書|*.DOC」のように区切る。
「すべてのファイル」は自動的に表示される。
最初の拡張子が標準の拡張子とされる。
未指定であれば標準の拡張子は無し、フィルタは「すべてのファイル」のみとなる。
- Initdir
- 初期ディレクトリ
※Version2.0は効果なし(bug)2.1で修正されました。
戻り値
ファイルを指定せずにキャンセルした場合、NULLが返る。
そうでなければ選択したパスが返されます。
サンプル
Dim obj, file
Set obj = CreateObject("SeraphyScriptDialog")
file = obj.GetOpenFileName("Foo.txt", "テキスト|*.txt|XML|*.xml|")
If Not IsNull(file) then
MsgBox "選択したファイル=" & file
Else
MsgBox "Cancelされました"
End If
VARIANT GetSaveFileName(Variant initname, Variant filter, Variant initdir)
「名前をつけて保存」ダイアログ
指定方法はGetOpenFileNameと同一です。
サンプル
Dim obj, file
Set obj = CreateObject("SeraphyScriptDialog")
file = obj.GetSaveFileName("Foo.txt", "テキスト|*.txt|XML|*.xml|")
If Not IsNull(file) then
MsgBox "選択したファイル=" & file
Else
MsgBox "Cancelされました"
End If
Variant BrowseForFolder(Variant startdir)
「フォルダを選択」ダイアログ
引数
- startdir
- 最初に選択されているディレクトリを示します。
省略した場合はカレントディレクトリが指定されたとみなします。
戻り値
選択されずキャンセルされた場合はNULL。
フォルダが選択されOKされた場合はパスが返されます。
Short MessageBox(BSTR mes, Variant title, Variant type)
メッセージボックスを表示します。
メッセージボックスはタスクモーダルでフォアグランドに表示されます。
引数
- mes
- 表示するメッセージを指定します。必須です。
- Title
- メッセージボックスのタイトルを指定します。 省略した場合は「エラー」と表示されます。
- type
-
メッセージボックスのアイコンおよびボタンの種類の組み合わせを整数で指定します。
以下の説明の組み合わせができます。
省略するとエラーアイコンとOKボタンの組み合わせとなります。
Typeによってメッセージボックスのアイコンとタイプを設定できます。
以下のモードとアイコンの定数の組み合わせ(足し算)を指定できます。
const MESSAGEBOXMODE_OK = 0 ' OK const MESSAGEBOXMODE_OKCANCEL = 1 ' OK or CANCEL const MESSAGEBOXMODE_YESNO = 2 ' YES or NO const MESSAGEBOXMODE_YESNOCANCEL = 3 ' YES or NO or CANCEL const MESSAGEBOXMODE_RETRYCANCEL = 4 ' RETRY or CANCEL const MESSAGEBOXMODE_ABORTRETRYIGNORE = 5 ' ABORT or RETRY or IGNORE const MESSAGEBOXICON_NORMAL = 0 ' NORMAL ICON const MESSAGEBOXICON_ERROR = 10 ' ERROR ICON const MESSAGEBOXICON_INFORMATION = 20 ' INFORMATION ICON const MESSAGEBOXICON_QUESTION = 30 ' QUESTION ICON
※ wsfファイルでreferenceによるタイプライブリを指定している場合は、上記定数名で値を参照することができます。
戻り値
戻り値は、YES/OK/RETRYが1。
NO/IGNOREが0
CANCEL/ABORTが-1となります。