[2002-04-03] by すす[外部]
複素数を扱うクラス
Complexを使うためにはrequire 'complex'する必要がある。 このライブラリをrequireすると、さらにMathモジュールが複素数対応に拡張される。
require 'complex'
また、添付ライブラリのベクトルクラスVector、および、 行列クラスMatrixを読み込んでいるとき、 VectorやMatrixの要素として、複素数を使うことができる。 VectorおよびMatrixのそれぞれの項目を参照せよ。
require 'matrix' require 'complex'
Complex.new(r,i)
Complex(r,i=0)
Complex.new!(r,i=0)実部がr、虚部iが複素数を生成する。
Complex#+ c複素数cを加えた結果を返す。
Complex#- c複素数cを減じた結果を返す。
Complex#* c複素数cを乗じた結果を返す。
Complex#/ c複素数cで除した結果を返す。
Complex#% c複素数cで除した余り(実部同士、虚部同士の演算結果)を返す。
Complex#** c複素数cでべき乗した結果を返す。
Complex#divmod -- obsoleteこのメソッドは廃止された。
Complex#abs複素数の絶対値を返す。
Complex#abs2複素数の絶対値の2乗を返す。
Complex#arg複素数の偏角を返す。(値域は?)
Complex#polar複素数の極座標表示、すなわち、配列[self.abs,self.arg]を返す。
Complex#conjugate共役複素数を返す。
Complex#real実部を返す。
Complex#image虚部を返す。
Complex#<=> ccとの比較結果を返す。
Complex#== ccと等しければ、真を返す。
Complex#to_i整数Integerに変換する。
Complex#to_f浮動小数点数Floatに変換する。
Complex#to_r有理数Rationalに変換する。
虚数単位。