WEBrick::GenericServer を SSL/TLS に対応させるための実装。 このファイルを require すると WEBrick::GenericServer が SSL/TLS 対応になる。
ruby 1.8.3 以降では単に require するだけでは SSL/TLS は有効ではなく、 設定で明示的にを有効にする必要がある。
GenericServer.new(config={}, default=WEBrick::Config::General)config で有効な項目が増える。以下は増える項目とそのデフォルト値。
#
:ServerSoftware => "#{svrsoft} OpenSSL/#{osslv}",
:SSLEnable => true, # ruby 1.8.3 以降では false がデフォルトです。
:SSLCertificate => nil,
:SSLPrivateKey => nil,
:SSLClientCA => nil,
:SSLExtraChainCert => nil,
:SSLCACertificateFile => nil,
:SSLCACertificatePath => nil,
:SSLCertificateStore => nil,
:SSLVerifyClient => ::OpenSSL::SSL::VERIFY_NONE,
:SSLVerifyDepth => nil,
:SSLVerifyCallback => nil, # custom verification
:SSLTimeout => nil,
:SSLOptions => nil,
:SSLStartImmediately => true,
# Must specify if you use auto generated certificate.
:SSLCertName => nil,
:SSLCertComment => "Generated by Ruby/OpenSSL"ssl_contextサーバが保持する OpenSSL::SSL::SSLContext オブジェクトを返す。
以下のほとんどの項目はサーバが保持する OpenSSL::SSL::SSLContext オブジェクト を設定するためのものです。詳しくは OpenSSL::SSL::SSLContext を参照して下さい。
サーバソフト名を設定する。デフォルトでは "WEBrick/VERSION (Ruby/VERSION/RELEASE_DATE) OpenSSL/VERSION"。
ssl を有効にするかどうかを設定する。 ruby 1.8.2 まではデフォルトで true。ruby 1.8.3 以降はデフォルトで false。
サーバ証明書を設定します。OpenSSL::X509::Certificate オブジェクトです。 nil の場合、WEBrick は自己署名証明書を自動的に生成する。
サーバの秘密鍵を設定します。OpenSSL::PKey::PKey の サブクラスのインスタンスです。
サーバがクライアント証明書を要求する時にクライアントに送る CA のリスト。 OpenSSL::SSL::SSLContext#client_ca を参照。
証明書チェーン。所有している証明書からルート CA までの証明書のリスト。 OpenSSL::SSL::SSLContext#extra_chain_cert を参照。
自己署名証明書を作成する場合の証明書の CN を文字列で設定する。
自己署名証明書を作成する場合の拡張領域の nsComment の値。 デフォルトでは "Generated by Ruby/OpenSSL"。